株式会社宮城環境保全研究所
気になる樹木の病・害虫
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宮城県地方の森林をはじめ、身近な緑化木や庭園木に見られる害虫について、簡単な見分け方や防除の方法を樹木医が「病・害虫あれこれ」として解説します。
No.5 ウエツキブナハムシ
栗駒や鳴子地域で、毎年のように話題になるのが
ブナ林に発生する 「ウエツキブナハムシ」 です。
ブナの葉っぱの上面について食害するのでこの名が付いています。


紅葉にはまだ早い8月・9月、
山全体に横一直線を引いたその上部が山火事になったように赤く目立ちます。

被害は、標高が500~900mの範囲内で顕著ですが、
遠くから山を眺めるとほぼ同一等高線から上部が赤く変化していることが分かります。
この被害は、ナラ枯れのように樹木が枯死することはありませんが、
生長量には相当影響するものと思われます。
 
◆病気の出かた
○8月に成虫が出現し、葉に産卵する

○孵化した幼虫は、ブナの葉の上で葉肉をなめ食い、堅い部分の葉脈を残す

○食害された葉は堅い葉脈部分が残り、透かしたように見えるが、葉に穴は空かない

 
◆被害の受けやすい樹種・樹木
ブナ」 にだけ被害を及ぼす

 
◆防除の方法
被害は数年で終息すると言われている。
被害は広範囲に発生するため防除は現実的でない。

 
◆被害の現れ方


横一直線に引いた上部で被害が見られる(鳴子スキー場付近)

食害された葉。葉に穴は空かない。

ウエツキブナハムシ幼虫

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