株式会社宮城環境保全研究所
気になる樹木の病・害虫
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宮城県地方の森林をはじめ、身近な緑化木や庭園木に見られる害虫について、簡単な見分け方や防除の方法を樹木医が「病・害虫あれこれ」として解説します。
No.10 コスカシバ 
 「コスカシバ」という名前を聞いたことはありませんか。
不思議な名前ですが、コスカシバはサクラ類の樹幹に被害を与える害虫で、
成虫は蜂みたいな形態をしていますが蛾の仲間です。

小さな虫で透明な羽を持つことからコスカシバ(小透かし羽)
と名付けられたものです。

公園の桜などで、樹皮がデコボコになったり、
ヤニや糞を出しているのを見かけた方も多いと思いますが、
その多くはコスカシバによる被害と思われます。
桜にとってはやっかいな害虫で、被害のひどい場合には枯れることがあります。
 
◆虫の出かた・生活史
成虫を見ると蜂のようにも見えるが、蛾の仲間である
樹皮下に穿入・加害し、そこから半透明のヤニと糞を出す
幼虫と成虫とで、春から秋まで長期にわたり加害する
ソメイヨシノに多く、樹皮の肌がデコボコになり荒れ、
ひどいときには大木が枯れることがある
 
◆被害の受けやすい樹種
サクラ、ウメ、モモ、リンゴなどのバラ科樹木
 
◆防除の方法
樹皮下を食害するため防除は難しいが、
残効性・浸達性のある次の薬剤散布が効果的
登録薬剤に、「トラサイドA乳剤」、「ガットキラー乳剤」などがある
200倍液を樹幹や太枝にしたたり落ちる程度に年2回散布する
 
◆被害の現れ方


コスカシバによる被害は樹皮から半透明のヤニや糞を出す

肌の荒れたサクラ

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