株式会社宮城環境保全研究所
気になる樹木の病・害虫
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宮城県地方の森林をはじめ、身近な緑化木や庭園木に見られる害虫について、簡単な見分け方や防除の方法を樹木医が「病・害虫あれこれ」として解説します。
No.20 縮葉病
 春先、きれいに出揃った葉の色が薄くなり火膨れ状になった葉は醜いものです。
これは葉が縮むと書いた「縮葉病」と呼ばれる病気にかかったものです。
病気の葉は、生長とともに大きく膨れ上がり、厚くなったり、ゆがみや縮れなどの奇形が出ます。
被害を受けた葉は、やがて白い粉に覆われ、その後黒く変色し落葉しますので、
樹木の生育が阻害される原因となります。

 夏を越すと正常な葉が出るので治ったかに見えますが、実は菌が越冬し来春の伝染源になります。
葉の出る早い時期から予防することが大切です。
◆病気の出かた
*モモやウメの新葉
 火膨れ状に厚くなったり変形したりするので、一見アブラムシの被害で葉が丸まったのではないかと見間違う場合があります。

*病原菌の発症
 新芽の付近に定着して越冬した病原菌は、春先の発芽直後から活動し始め発症させます。
しかし、徐々に暑さが増すにつれ、その症状は止みます。

 
◆被害の受けやすい樹種
モモ、ウメ、スモモなどに発症します。
 
◆防除の方法
*2・3月の厳冬期に、幹や枝全体に石灰硫黄合剤を散布し予防します。
*葉が開く前から、オーソサイド水和剤80、キノンドー水和剤40を散布することが大切です。


※ 発症してから薬剤を散布してもなかなか症状は止まりません ※
◆被害の現れ方


きれいな新葉が火膨れ状になり見苦しい(登米市東和町)

徐々に黒ずみ、やがて落葉する

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