株式会社宮城環境保全研究所
気になる樹木の病・害虫
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宮城県地方の森林をはじめ、身近な緑化木や庭園木に見られる害虫について、簡単な見分け方や防除の方法を樹木医が「病・害虫あれこれ」として解説します。
No.1 松くい虫  (マツ材線虫病)
今月から,宮城県地方の森林や緑化木・庭園等の樹木に多く見られる病気や害虫について解説していていきたいと思います。
まず始めに,今月は松類に発生する「松くい虫」被害についてです。
下の写真は会社の窓から見られた龍宝寺庭園の貴重な松に発生した様子です。
このように最近特に松枯れが多く見られるようになりました。
周辺で松枯れが見られる場合には,完全に被害対策を行い貴重な松を守りましょう。
病気の出かたは
  西日本など温暖な地方では,9月頃から樹木全体が急にしおれ,赤く褐変して枯れます。
 本県など寒冷地では,翌年になって枯れる『年越し枯れ』が多かったのですが,近年の温暖化で西日本型の枯れ方が多く見られます。
 被害はマツを枯らす『マツノザイセンチュウ』と,この線虫を健全なマツに運ぶ『マツノマダラカミキリ』との共生により被害を拡大します。
被害の受けやすい樹種・樹木は
アカマツ , クロマツ
防除の方法は
予防の方法
被害に遭わないように,6月中旬から7月にマツの枝葉に動力散布機で薬剤を散布します。
貴重なマツを守るためには薬剤を幹に注入する『樹幹注入』が効果的です。1回この措置を行うと7年間効果のある薬剤もあります。
駆除の方法
被害で枯れたマツは,必ず伐倒し,薬剤による薫蒸や焼却処分を行い,他の樹木に感染しないように処理します。
被害の現れ方

 

龍宝寺の貴重なマツも松くい虫で枯れてしまいました

この松も一見健全そうに見えますがやがて枯れるものと思われます

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