株式会社宮城環境保全研究所
気になる樹木の病・害虫
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宮城県地方の森林をはじめ、身近な緑化木や庭園木に見られる害虫について、簡単な見分け方や防除の方法を樹木医が「病・害虫あれこれ」として解説します。
No.3 カツラマルカイガラムシ
地球温暖化のせいか先月号で取り上げた「ナラ枯れ」と同様に、
これまで見られなかった害虫が多くなり、県内広範囲で広葉樹での被害が発生しています。


ケヤキ、コナラ、クリなどを中心とした落葉広葉樹に
枝枯れや枯死が見られる「カツラマルカイガラムシ」による被害もその一つです。



被害を受けた枝をルーペでのぞくと、
小さなカイガラムシがびっしりと付いているのが観察されます。
石巻地方を中心とした県北部で被害が深刻で、特に林齢の高い樹木での被害が顕著です。

 
病気の出方
・カイガラムシは年2回発生します。
 1回目は6月~7月、2回目は8月~9月です。

・被害は葉のしおれから始まり、やがて木全体が枝枯れから半枯れ状態に。
 枯死するものも出ます。

・観察すると直径2mm以下の灰色で円形のカイガラムシが樹皮や葉まで一面に
  寄生しています。

 
被害の受けやすい樹種・樹木
ケヤキ、 コナラ、クリ、カエデなどの落葉広葉樹で被害が激しく、時に常緑広葉樹にもみられます。
 
防除の方法
広範囲にわたる場合
発生初期に「スプラサイド乳剤40」を1千倍に希釈し全面に散布します。
 
単木の場合
「マツグリーン液剤2」による、樹幹注入が効果的です。
 
被害の現れ方


クリの若枝に寄生したカツラマルカイガラムシ

名木のクリに発生した典型的な発症例

お寺のボダイジュも半枯れになった

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