No.24 ドクガ
発生は年1回。成虫は7~8月頃に現れて葉の裏に産卵します。
卵から孵化したばかりの幼虫を「若齢幼虫」と呼びますが、
この若齢幼虫時代のドクガは集団して葉を食害し、成育するにともなって分散します。
越冬は落ち葉の下などに糸を張り群集して潜伏します。
幼虫、成虫ともに毒を持った毛を有し、人の肌に触れるとかゆみや発疹が起こりますので素手で触ってはいけません。
◆ 特徴や発生の仕方
*越冬した幼虫は3~4月頃に現れ、新葉を食害するがこの期間の被害が最も甚だしいです。
若齢幼虫は集団して葉を食害するのでよく目に付き発見が容易です。
◆ 被害の受けやすい種
ケヤキ、コナラ、クリ、サクラなどの樹木から
ハマナス等の花木、カキなどの果樹 等多種にわたる。
◆ 防除の方法
若齢幼虫を見つけ次第摘み取り、焼却したり踏み付けて殺虫するのが一番効果的です。
生物農薬のトアロー水和剤やデミリン水和剤は人畜に無害の有効な薬剤です。
スミチオン乳剤、ディプテレックス乳剤は成熟幼虫にも効果的です。
◆ 被害の現れ方
若齢の幼虫は集団して葉を食害する
2016年11月1日